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現場目線のDX導入で、
注文急増にも対応できる安心の出荷体制を構築

クライアント

​client

株式会社 まる天

三重・伊勢志摩発の株式会社まる天は、1989年の設立以来、新鮮な魚介を活かした磯揚げを中心に、

素材と製法にこだわった商品を全国へ届けている。

店舗での実演販売による揚げたての「たこ棒」や「チーズ棒」は、

全国の観光地やサービスエリアで親しまれている。

「安心・安全・おいしさ」で豊かな暮らしに貢献することを理念に、地域の味を広く発信し続けている。

株式会社まる天

鈴木様

株式会社まる天

岡野様

スマイルフォース

片田

メンバー

​member

スマイルフォース

山本

概要

​summary

新鮮な魚介を活かした磯揚げを全国に届ける株式会社まる天は、EC販売拡大に伴う出荷指示業務の非効率化という課題に直面していた。
業務マッチングサービスを通じて選定されたスマイルフォースが、注文データから自動で出荷指示書を作成するプログラムを開発し、作業時間の短縮とミス削減を実現した。
今回は、当初の課題や改善の進め方、導入後の変化について、販売促進課の鈴木様と出荷指示業務を担当する岡野様にお話を伺った。

スマイルフォースのピンポイントで解決する提案が決め手に


− 業務フロー改善前はどのような作業状況だったのでしょうか。

片田

当初、ECサイトの注文メールの内容を印刷し、工場の現場にわかりやすく伝えるために、さらに注文情報を手書きで付け加え、FAXで送信していたとお聞きました。





岡野
岡野

そうなんですよ。メールの注文内容をそのまま現場に見せても、「情報が多いと何をしたらいいかわからない」「字が小さくて読めない」「出荷種別で分けてほしい」などと言われまして。必要な情報は手書きで大きく書く作業が必要でした。





鈴木
鈴木

一般的には対応範囲外と思われることまで、岡野さんが現場の声に耳を傾け、細やかに対応してくれていました。岡野さんがいたからこそ、成り立っていた業務だと思います。






− 改善を決意したきっかけはなんだったのでしょうか。

鈴木
鈴木

ECサイトからの注文数が伸びてきており、なんとか売上をさらに伸ばしたい状況でした。しかし、このままのやり方では注文に対応しきれず、売上にも限界が来ると感じました。そこで、DX推進を実現するために、何らかのアクションを起こす必要があると考え、パートナー企業を探すことを決意しました。






− パートナー候補からは、どのような提案が寄せられたのでしょうか。

鈴木
鈴木

業務マッチングサービスを使ったので何社からも提案をいただきました。ただ、どれもスケールの大きい業務改革をする提案ばかりだったんですよね。会社の規模を踏まえてか、予算も高めに見積もられた提案が多かったです。





片田

問題の部分だけではなくて、業務全体のワークフロー改善をやっていこう、と提案する企業が多かったんですね。






鈴木
鈴木

そうです。「まず最初に商品や業務のマスターデータを作って…」などの提案をいただきましたが、私達が最初に準備するべきことが多く、改善するまでの道のりが非常に長く感じました。その作業をしている間に岡野さんが倒れてしまうと(笑)





片田

たしかにそれぐらい鬼気迫る状況だったんですよね(笑)








− スマイルフォースに決めた理由は何だったのでしょうか。

鈴木
鈴木

そんな中で、唯一「いやいやそんな大きな話ではなくて、ここからやりましょう」と言ってくださった企業が、スマイルフォースさんでした。今回の困りごとをピンポイントで解決する手段をご提案いただいて、そこが決め手でした。





山本
山本

繁忙期も近づいているというお話でしたので、まずは最速で効果が出るものを提供しなければならないと感じました。そこで「ECサイトの注文情報から、読みやすい出荷指示書を自動で出力する」だけの簡単なツールを提案させていただきました。

現場の声に寄り添ったツールづくり


− ツールを導入する中で難しかった点は何でしょうか。

片田

大きく業務フローが変わらないような提案をしたつもりでしたが、これまで使っていた出荷指示書は見た目が変わってしまうので、現場はこれを受け入れてくれるだろうか、という懸念はありました。





鈴木
鈴木

実際、ツールの導入直後は厳しい声が出ました。出荷指示書が変わったことで、「見づらい」「使いづらい」といった反応もあり…。






岡野
岡野

現場は日々の作業に慣れている分、新しい仕組みには苦手意識がありますから、最初のハードルは高かったと思います。







− 現場の声を受けて、どのように導入を進めていったのでしょうか。

鈴木
鈴木

そのように現場からの細かい要望がたくさん出てきたのですが、スマイルフォースさんが素早く改善してくれたのがとても良かったです。そのスピード感で信頼されていった気がします。





岡野
岡野

枠や文字色の変更要望など、頼むのを躊躇するくらい小さな修正などがあったんですが、スマイルフォースさんにお伝えすると、すぐに修正をしてもらえました。その対応の早さにもいつも驚いています。





片田

いえ、たまたますぐ対応できる時期だったのかもしれませんが(笑) ただ、作る側の対応のスピードも重要だったんだなと今日のお話で実感しました。







− 他に工夫したことはありますか。

鈴木
鈴木

ツールを作る前も後も、とにかく現場の声を聞くことを意識していました。







山本
山本

「とにかく現場の意見を聞きながら少しずつ改善していく」というやり方なんですね。






鈴木
鈴木

そうですね。「もっと直してほしいところがあれば何でも言ってね」というスタンスを続け、「これで完成」とは言わず要望を聞く姿勢を取り続けるようにしていました。






− 最近の現場の反応はいかがでしょうか。

鈴木
鈴木

今ではマイナス意見はほとんどなくなりました。最初の反発が一番大きく、その後はマイナーチェンジを重ねるごとに、「言ったことがちゃんと反映されるんだ」という信頼感が生まれていきました。現場の方々も実際に仕事がやりやすくなってきた実感もあるようです。

小さな変化から組織風土を変えていく


− ツールを導入したあとの業務はいかがでしょうか。

鈴木
鈴木

WEBでの注文は当時から10倍近く増えましたが、このツールがなかったらどうなっていたか想像もできないです。






岡野
岡野

実際にツールを使ってみて、機能の便利さに驚きました。指示書作成業務の負担が減ったことはもちろんですが、指示書が改善された結果、工場作業でもミスが確実に減っています。






− 業務効率の改善以外に感じていることはありますか。

鈴木
鈴木

スマイルフォースさんの施策以外でもいくつか業務改善の試みはあるのですが、すんなり受け入れてもらえるようになった気がします。組織の風通しが良くなったなと。





片田

現場の方々に「小さな変化でもこれだけ変わるんだ」という実感を持ってもらうことが、長期的な業務改善においては重要なのかな、と今回の事例で感じました。





鈴木
鈴木

ほんとに!それは大事でしたね。また、改善ポイントが的確であれば、小さな改良でも十分に大きな効果が生まれると実感しています。社内施策の中でも今回の取り組みは結果的に一番インパクトが大きかったですね。





山本
山本

ここまで良い方向に変わったという声をいただくことはなかなかないので、私たちもとても嬉しいです。

さらなる改善を目指して


− 今後改善したい課題はありますか。

鈴木
鈴木

これまではとにかく最短出荷の方針で出荷指示していたのですが、最近は工場のキャパシティを考慮して出荷量の山をならす必要が出てきています。






片田

単に出荷日をずらせばいいという話ではないんですね。







岡野
岡野

そうですね。配送日指定や商品の生産の都合もあるので、調整できないものもあります。







鈴木
鈴木

岡野さんの経験と丁寧な振り分け作業で現状は成り立っています。







岡野
岡野

ただ手動で調整しているので、やはり操作ミスなどは発生していますね…。







山本
山本

簡単ではないと思いますが、岡野さんの作業を言語化し、プログラムに落とし込むことができれば、自動化も可能になるはずです。






片田

我々は常に伴走していきますので、さらなる改善に向けてまた話し合いをさせてください。本日は、ありがとうございました!

smileforce株式会社

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